第15乗務「家族の絆」

2019/12/4(水)PM21:30。武蔵小杉駅タクシー乗り場に仲良し親子が、楽しく会話しながら来られました。

乗車後部ドアを開けると乗る順番に戸惑っている20代前半くらいの弟に見兼ねた姉が「あなたが、支払いなんだから奥でしょ」と先に乗車を促し次いで姉、母と御乗車されました。

仲良し親子は、目的地へ着く15分ほどの間も免許更新期限の葉書が届いていたことや、パパの明日の予定は何か?など会話を楽しんでいました。

PM21:45。目的地に到着すると、車1台分であれば十分通行可能な道幅でしたが、私は仲良し親子に「御乗車、ありがとうございます。¥1550になります」と告げると不運にも後続車が現れました。

支払いの弟は¥2100を出したいため、折り畳み財布の小銭入れから100円玉を出そうと必死に漁るもののなかなか見当たらず、それにもたついている弟にまたしても見かねた姉が「その二千円早く出しなさいよ」と言うと弟の財布から素早く二千円を抜き取り、釣り銭トレイに置くとさっさと母と降車されました。

弟は、もう100円出して550円のお釣りをもらいたがっていましたが、私が450円を渡すとしぶしぶ降車されました。

そして後続車はと言うと…武蔵溝ノ口駅を中心に営業している個人タクシーで表示板には「支払」の文字が点いていました。
その直後「あっ、パパだーお帰り~」と、姉の歓喜の声が聞こえてきました。

経路は違っても目的地は同じ。それが家族の絆なのかなと思いました。

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